
韓国時代劇を見ていると、次第に気になってくる韓国の歴史
このドラマは新羅が舞台になってるのね
ところで新羅っていつの時代だった?
別に歴史を知らなくて、十分にドラマは楽しめますが、なんとなくでも歴史の流れがわかると、さらに面白くなるような気がする韓国時代劇
韓国の歴史をホントにザックリ並べると
古朝鮮→三国時代(高句麗・百済・新羅)→南北時代→高麗→朝鮮時代になります。(あくまでザックリなんで了承ください)
fa-check-circle古朝鮮は神話の時代
fa-check-circle三国時代は高句麗・百済・新羅の三国が並立した時代
fa-check-circle南北国時代は、三国を統一した統一新羅と渤海が共存した時代
この時代は、見ごたえのある長編ドラマが多く、朝鮮時代とは違った女性の衣装も楽しめます。
まずは、古朝鮮・三国時代(高句麗・百済・新羅)・南北国時代を舞台にしたドラマを時代順に紹介します。
古朝鮮・三国時代(高句麗・百済・新羅)・南北時代のドラマ一覧
時代 | 作品 | 王 | 日本 | 中国 |
---|---|---|---|---|
古朝鮮 | 朱蒙 | 高句麗・初代東明聖王 | 弥生 | 漢 |
三国時代 | 風の国 | 高句麗・3代大武神王 | ||
幻の王女チャミンゴ | 楽浪国 高句麗・3代大武神王 |
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鉄の王キム・スロ | 伽耶・金首露(キム・スロ)を建国 | |||
百済の王クンチョゴワン | 近肖古王13代 | 古墳時代 | 晋 | |
太王四神記 | 高句麗・19代広開土太王 | |||
広開土太王 | 高句麗・19代広開土太王 | |||
帝王の娘スベクヒャン | 百済 武寧王25代 | 南北朝 | ||
花郎 | 新羅・24代真興王 | |||
マイオンリーラブソング | 高句麗・25代平原王 | |||
薯童謠(ソドンヨ) | 百済・威徳王27代 | |||
善徳女王 | 新羅・27代善徳女王 | 飛鳥 | 隋~唐 | |
階伯(ケベク) 千年の愛 |
百済・義慈王31代 | |||
大王の夢 | 新羅 27代善徳女王~30代文武王 |
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大祚榮 (テ・ジョヨン) |
渤海・初代高王 | |||
南北国時代 | 神海(ヘシン) | 新羅・41代憲徳王 | 奈良~ 平安 |
唐 |
※あくまでもザックリと分けているのでご了承ください。
古朝鮮・三国時代(高句麗・百済・新羅)・南北時代のドラマのオススメ
高句麗を建国した王「朱蒙」
高句麗の建国神話を元にしたドラマ
全81話の長編大作にも関わらず、途中でだれることなく、グイグイと引き込まれる内容です。
滅亡した古朝鮮の流民を救い、タムル軍を率いるヘモスは、扶余の王子クムワと共に漢軍と戦います。ある日、戦で重傷を負ったヘモスは、河泊族長の娘ユファに救われ、恋に落ちます。
ユファは身ごもりますが、ヘモスはそのことも知らず、扶余の裏切りで漢軍に両目をつぶされ、矢に倒れます。
クムワはユファを側室に迎え、ヘモスの忘れ形見である朱蒙をわが子同然に育てます。そして20年後、朱蒙は扶余王となったクムワの第3皇子として成長します。
ドラマの始めの頃の朱蒙は、放蕩三昧のダメダメ王子
とにかく、情けないの一言
でも、3人の王子の中で、朱蒙は王様の実の息子を押しのけ、いちばん王様に可愛がられ、目をかけられます。正直言って、長男・次男が少し哀れでした。
最愛の女性ユファと親友ヘモスの忘れ形見だから?
2人の兄によって、宮殿から追い出され、山中の牢獄で盲目の男性に出会い、彼を武術の師匠として、たくましく成長します。
もちろん、盲目の男性はヘモス、朱蒙の実父です。
その後、武術に優れた勇敢な男性に変わり、長男と権力争いを繰り広げます。
一応、ラブの要素もありますが、このドラマは男と男の熱き戦いがメイン
建国をめぐる攻防戦やさまざまな出会いと別れ、仲間との絆など、男性でも楽しめる内容になっています。
2006年放送、最高視聴率51.9%をたたき出したドラマだけあって、とても見ごたえがあり、面白いドラマです。
朝鮮半島初の女王になった善徳女王
新羅台27代の善徳女王
新羅26代の真平王(チンピョン)は、祖父真興王(チヌン)の側室ミシルに王室を牛耳られていました。そんな中で、王妃が双子の女の子を出産します。
王室に双子が生まれるのは、男の後継者が途絶えるという予言のため、妹のトンマンは侍女に託され、トンマン自信は出自を知らずに砂漠で育ちます。
やがて、トンマンは男装して新羅に戻り、花郎の一員になります。その後、王女チョンミンが実姉で、自身も新羅の王女であることを知りますが、姉がミシルの手先に殺され、トンマンはミシルを倒し、王女になることを誓います。
王女として生まれながら、数奇な運命に翻弄され、波乱万丈な人生を送った善徳女王の物語
トンマンの子供時代を演じたのが、現在活躍中の女優ナム・ジヒョン
この人の存在なしでは語れないくらい、このドラマの前半を引っ張った子役です。
もう1人忘れてはならないのが、ミシルを演じたコ・ヒョンジョン
トンマンと対立する悪女ですが、今までの悪女とは一線を画した貫禄たっぷり、圧倒的な存在感を持つ悪女を演じ、ヒロイン以上に話題をさらい、MBC演技対象を受賞しました。
物語の終盤、ミシルが死んでしまった時は、「ミシル様が死んだぁ~」と、ミシル様を欠いた後は物足りないこと・・・
あとで、ミシルは花郎でヒョンソクが演じた真興王(チヌン)の側室とわかった時の衝撃∑(゚□゚;)
全62話の大作ですが、飽きることなくグイグイと引き込まれるドラマです。
花郎(ファラン)
新羅24代真興王(チヌン)の時代の花郎の物語
花郎とは、24代真興王(チヌン)によって創設された貴族の子弟たちによる組織で、武術・教養・風雅を兼ね備えたエリート集団
真興王の若き日をアレンジしたドラマで、見どころは豪華イケメン出演陣
時代劇初出演のパク・ソジュンとZE:Aのヒョンソク
BTSのV(テテ)やSHINEEのミンホなど目にも楽しいイケメンがたくさん
物語の始めは、コミカルシーンや時代考証無視のシャワーシーンなどなど、イケメンを集めただけの薄いコメディドラマかと思いきや、徐々に王座をめぐる権力争いからシリアスな見ごたえのドラマになります。
善徳女王の花郎と比べると軽い!爽やか!そこを比べるのもまた楽しいです。